★冷えのぼせ★

冷えのぼせ
「手足は冷たいのに、顔はほてって熱い」という状態を冷えのぼせと言います。更年期に起こるホットフラッシュとよく似ていますが、冷えのぼせは「冷え症」の一つと考えます。

「冷え」と「のぼせ」という正反対の症状が出るのは、冷えに対する身体の反応によっておこると考えられます。私たちの身体は、体内の熱が不足すると、手足の末端の温度を下げて、脳(頭部)の温度を守るように働きます。こうした状態が続くと、次第に自律神経が乱れ、冷えとのぼせの両方が混在した状態が起こるようになります。

冷えのぼせは精神的にも負担になるだけでなく、放っておくと、不眠や肩こり、イライラなどさまざまな不調につながる場合もありますので、根本原因である冷えを改善することが大切です。

冷えの原因にはいろいろありますが、冷えのぼせの冷えに多いのは、血虚(血液不足)あるいは気虚(エネルギー不足)によるものです。

血液が不足すると、温かさや栄養などを身体のすみずみまで行き渡らせることができなくなり、特に体の末端部分が冷えてしまいます。このようなタイプには、黒ゴマ、豚肉、ナツメ、人参、黒糖など、血液を作るのを助けてくれる食べ物がおすすめです。また血液を作るには、良質のたんぱく質の他、大量のビタミンCを必要とします。たんぱく質やビタミンCを多く含む食品をこまめに摂るようにしましょう。

また、気(エネルギー)には体を温めたり、血を巡らせたりする作用があります。このため、気が不足すると、身体に冷えが出てきます。気が不足している人は、冷え以外にも「疲れやすい」、「風邪をひきやすい」、などの特徴を伴うことがあります。

胃腸のパワーが落ちると、気や血をうまく作ることができなくなり、血虚や気虚になってしまいますので、胃腸を元気にすることが大切です。

また意外と見落とされがちなのが、冷えと睡眠の関係です。身体の代謝の働きを主る成長ホルモンは、深夜1時くらいから活発に動き始めます。夜11時くらいには寝ていないと、この成長ホルモンの働きが低下し、身体を温めるパワーも落ちて、冷え症体質がなかなか改善しなくなります。