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皮膚炎とストレス


皮膚炎は、何らかの原因(ストレス)があって、その結果として発症しています。

身体のどこか別の器官の疾患が原因であることもあります。皮膚炎がある時、漢方では血熱や熱毒という表現をします。 気血水の巡りが順調な時は心身ともに健康な状態です。ところが、身体をめぐる血が、何らかの原因で血熱や熱毒状態になると、 それが皮膚炎という形で現れると考えます。

丁度、竹輪(ちくわ)を輪切りにしたような形で、人間の身体を大きく3つの部分に分けてみます。

竹輪
(1) 竹輪の外皮の外側:     身体の皮膚の表面が外界と触れている部分

(2) 竹輪の内皮の内側:     例えば、胃や腸管など体の内部で、外界(食べ物や飲み物)と触れる部分

(3) 竹輪の外皮と内皮の間(血海):    血液、神経、骨、筋肉などがある、所謂、身体の内部



皮膚に炎症があるとき、上記3つのどこかで 体にストレスを与えるような原因が発生し、その為、 血熱や熱毒の状態になったと捉えます。

対処療法として、まず清熱解毒や利湿を行い、 血熱や熱毒状態の改善を図る一方で、 皮膚炎を引起した原因に応じた対応が必要になります。

(1)環境ストレス(皮膚が外界から受ける刺激)

皮膚表面が外界から受ける様々な刺激が原因で血熱状態になり、皮膚炎となります。

例) 季節(梅雨の湿度、冬の乾燥)、化粧品、 石けん、虫(ダニや蚊など)など

<対策>
原因となる物を排除することが基本

(2)腸管粘膜のバリア機能不足(食べ物や飲み物から受ける刺激)

先天的な理由や薬の副作用などにより、腸管粘膜のバリア機能が弱くなると、例えばタンパク質の吸収であれば、 微小なアミノ酸に分解されてから吸収されるべきものが、分解されずに異物タンパク質として吸収されてしまいアレルゲンとなり、 皮膚炎となったりします。

<対策>
食養生に加え、沙棘油、五行草などを利用します。

(3)内分泌の乱れや精神的ストレス

悲しみ・心配ごと・落込みなど精神的ストレスによる自律神経の乱れ、思春期や更年期などに見られる性ホルモンの乱れにより、 ニキビや脂漏性皮膚炎などになります。    

<対策>
安神剤(天王補心丹、ミンハオなど)や疏肝剤(逍遥丸、瀉火利湿顆粒など)、補腎薬(八仙丸など)を利用します。

 

  このように、中医学では、皮膚炎の原因となっているストレスについて、身体のどこに、どのようなストレスが影響しているかを見極めながら、 漢方薬を選んでいきます。

 
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