洗肝明目湯せんかんめいもくとう
第二類医薬品
漢方の飲む目薬
洗肝明目湯は、炎症による眼の充血・腫れ・疼痛から眼の乾燥に至るまで用いることができる漢方の飲む目薬です。
明の時代の中国医学書である「万病回春」では、洗肝明目湯について「一切の風熱、赤腫、疼痛するを治す」とあります。
一般には目に炎症が生じ、赤く腫れて痛む場合によいとされます。
また強い炎症でなくても炎症が慢性化し、目の乾燥、痛みが顕著になったドライアイにも効果があります。
近年、コンタクトレンズをする方が増加し、間違った使い方で目に負担をかけてしまうケースが増えています。
また長時間のパソコン作業が欠かせなくなった現代人は知らず知らずのうちに、目が疲れ、乾燥し、充血することが多くなっています。
洗肝明目湯はこのようなタイプの目の保健薬としても期待ができます。
肝と目の関係
五行説では「肝は目に開竅(かいきょうす)」といわれ、肝は目の働きを維持し、肝の病変は目に現れると考えます。
肝血虚(肝血不足)や肝気鬱血(肝気の滞り)など肝が失調すると、目に栄養や潤いが届けられなくなります。
さらにこの状態が長期化すると、肝火上炎といって、炎症や熱性が強くなり、目痛や目の充血となって現れます。
洗肝明目湯には、肝を整え、熱を取り去る生薬が配合されています。
効能・効果 | 体力中等度のものの次の諸症:目の充血、目の痛み、目の乾燥 |
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用法・用量 | 下記の量を1日3回、食前または食間に服用してください。 大人(15歳以上)・・・1回1包 15歳未満7歳以上・・・1回2/3包 7歳未満4歳以上・・・1回1/2包 4歳未満2歳以上・・・1回1/3包 2歳未満・・・1回1/4包 |
成 分 |
より抽出した水製エキス4.0gを含有しています。 |