半夏白朮天麻湯はんげびゃくじゅつてんまとう
第二類医薬品
胃腸が弱い方のめまい・頭痛・耳鳴りに
漢方では、めまいの原因の1つとして「水毒」があると考えます。
水毒とは、体の水分が停滞したり偏在することで、循環が悪くなっている状態です。
半夏白朮天麻湯は、水分循環を改善し、水毒を取り去ることで、めまいを改善していきます。
めまいの症状を中心に、頭痛や頭重感、吐き気や嘔吐、手足の冷えなどをともなうときにも用います。
普段から胃腸が弱く、冷え性で体力があまりない人に向く処方です。
半夏白朮天麻等に含まれる生薬
半夏白朮天麻湯は、半夏・白朮・天麻を中心に、複数の生薬が含まれています。
半夏は吐き気や嘔吐をおさえる効能があり、漢方の重要な生薬です。
白朮・茯苓・沢瀉は利尿作用を持ち、体の余分な水分を取り去ります。
天麻はめまいや頭痛を発散することで治していきます。
そこに、滋養強壮作用のある人参・黄耆、健胃作用を持つ陳皮や黄耆、生姜や麦芽等が加わり、これらが一緒に働くことで、よりよい効果を発揮します。
効能・効果 | 体力中等度以下で、胃腸が弱く、下肢が冷えるものの次の諸症:頭痛、頭重、立ちくらみ、めまい、蓄膿症(副鼻腔炎) |
---|---|
用法・用量 | 次の1回量を1日3回食前または食間に服用すること。 大人(15歳以上)・・・1回1包 7歳~14歳・・・1回2/3包 4歳~6歳・・・1回1/2包 |
成 分 |
本品1日量3包(2.0g)中
添加物として乳糖、セルロース、部分アルファー化デンプン、ステアリン酸Ca, |