苓桂朮甘湯りょうけいじゅつかんとう
第二類医薬品
動悸、めまい、ふらつきがある方に
苓桂朮甘湯は、めまいや立ちくらみの処方、または頭痛や不安感があり、神経質な方の処方としてよく用いられています。
低血圧気味、スロースターターで夜に強い方にも多く使われます。
本来、苓桂朮甘湯は、体の熱やエネルギー不足のために、心下部あたりに水分の停滞が生じたものを、体を温めて取り除く処方となっています。
それによって、疲れやすく、食欲がない、動悸、めまい、体がふらつく、精神不安といった状態を改善していきます。
苓桂朮甘湯に含まれる生薬
茯苓・白朮・・・苓桂朮甘湯の主役となる生薬。胃腸の機能を強めて消化機能を良くし、水の停滞を改善します。
桂皮・・・血管を拡張し、体を温めて、主薬の茯苓・白朮が水の停滞を改善するのを助けます。
甘草・・体のエネルギー不足を補います。
効能・効果 | 体力中等度以下で、めまい、ふらつきがあり、時にのぼせや動悸があるものの次の諸症: めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ、頭痛、耳鳴り、神経症、神経過敏 |
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用法・用量 | 1日3回、下記の量を食前または食間に服用してください。 大人(15歳以上)・・・1回1包 15歳未満7歳以上・・・1回2/3包 7歳未満4歳以上・・・1回1/2包 4歳未満2歳以上・・・1回1/3包 2歳未満・・・1回1/4包 |
成 分 |
より抽出した苓桂朮甘湯エキス(4/5量)1.36gを含有しています。 |