星火睛明丹

睛(ひとみ)と五臓の関係

中医学の根幹をなす古典である「黄帝内経」には、目は単なる感覚器官というとらえ方ではなく、五臓六腑の精気が集まり気血の流れ道である絡脈と一緒になり目を形成し視覚機能が生じていると記述されています。
これを唐代の孫思邈は、著書の「銀海精微」にて図で分かりやすく説明しています。
この図では瞳孔は腎、虹彩は肝、白目は肺、目の血管は心、まぶたは脾胃が関連しているとしています。
つまり五臓の働きに何らかの不調が起きれば、それが目に表れると考えられます。

睛の養生

「黄帝内経」には“肝は血を蔵する”とあり、長時間ものを凝視し続けると血を損傷すると記されています。
つまり、疲れ目は血を損傷した状態であり、肝の陰血を補う滋陰剤などを使用します。
長時間にわたる目の酷使やストレス、加齢でも肝の陰血は不足し、その影響で肝の疏泄という機能が正常に働きにくくなります。
これが続くと気血の流れを阻害する風・痰・熱・瘀血なども生じるため、不足した陰血を補っても思うように目の症状が改善しないことがあります。
このような場合、気血の流れを阻害する風・痰・熱を除く作用のある石決明や白僵蚕などが配合されたものを併せて使用し、目の症状緩和を図ります。

こんな生活スタイルの方は、睛が弱っているかも？

パソコンやスマホを長時間使う
読書時間が長い
長時間の運転
対向車のライトの影響でしばらく見えにくくなる
暗い場所に入っても目がなかなか順応しない
頑固な疲れ目
目の奥が重い感じが取れない
目が充血する
いつも目の乾燥感がある
ピントが合いにくい
まぶしく感じる
目に異物感がある
視界が暗く感じる

星火睛明丹は中医学理論とファイトケミカルとの組み合わせから生まれた健康食品です。

石決明・・・アワビの貝殻で真珠層は独特の美しい光沢をもち、アクセサリーなどにも加工される素材です。
白僵蚕・・・蚕からできたもので、古来から中医学で使用されてきた素材です。
エビスグサ種子・・・マメ科のエビスグサの種子で、ハブ茶としてよく知られた素材です。
酒黄精・・・ユリ科のナルコユリの根茎で、お酒で蒸して加工したものです。
マリーゴールド色素・・・マリーゴールドの花びらはカロテノイド色素のルテインとゼアキサンチンを含みます。鶏卵や青菜にも含まれますが摂取が難しい成分です。
ヘマトコッカス藻色素・・・ヘマトコッカス藻色素はカロテノイド色素のアスタキサンチンを含みます。鮭やイクラ、桜エビの色素はアスタキサンチンによるもので、摂取が難しい成分です。