抑肝散加陳皮半夏よくかんさんかちんぴはんげ
第二類医薬品
イライラや不眠に
中医学で考える「肝」には、神経や感情をコントロールする役割があると考えられており、肝がたかぶると、怒りやイライラが現れます。
その「肝の高ぶり」を抑える効果のある漢方薬が抑肝散です。
「イライラする」「気が(神経が)高ぶって興奮して眠れない」といった状態を抑え、気持ちを落ち着かせてくれる作用があります。
もともとは子どもの夜泣きやかんしゃくなど、いわゆる「疳の虫」が起こった際に用いられてきましたが、現在では、認知症の周辺症状等、様々な病気の症状への応用が広がっています。
抑肝散加陳皮半夏では、抑肝散に陳皮と半夏が加わることで、悪心・嘔吐・腹部膨満感などを伴う胃の弱い方でも服用していただけます。
抑肝散加陳皮半夏に含まれる生薬
釣藤鈎・柴胡・・・鎮静・鎮痙作用を持ち、自律神経系を整えます。また釣藤鈎は癇癪発作を抑制し、抗痙攣作用と血圧を下げる作用もあります。
当帰・川芎・・・体に栄養をつけ、血液の循環を良くします。川芎は頭痛にも効果があります。
白朮・茯苓・甘草・・・消化吸収を促進し、全身の機能を強化します。茯苓には鎮静作用があり、消化管内の余剰水分を除きます。
陳皮・半夏・・・悪心、嘔吐を鎮め、腹部の膨満感を除く作用があります。
効能・効果 | 体力中等度を目安として、やや消化器が弱く、神経がたかぶり、怒りやすい、イライラなどがあるものの次の諸症: 神経症、不眠症、小児夜泣き、小児癇癪(神経過敏)、歯ぎしり、更年期障害、血の道症 |
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用法・用量 | 下記の量を1日3回、食前または食間に服用してください。 大人(15歳以上)・・・1回1包 15歳未満7歳以上・・・1回2/3包 7歳未満4歳以上・・・1回1/2包 4歳未満2歳以上・・・1回1/3包 2歳未満・・・1回1/4包 |
成 分 |
より抽出した水製エキス4.88gを含有しています。 |