柴胡疏肝湯さいこそかんとう
第二類医薬品
ストレスにより、わき腹やお腹が張るように痛む方に
柴胡疏肝湯は「肝気鬱結」に用いる代表的な処方です。
肝気鬱結とは肝気がうまく全身を巡らずに停滞している状態で、精神的ストレスによる様々な症状を指します。
気の巡りが悪くなることにより、イライラ感、憂うつ、胸脇部の張り、ため息などが現れます。
女性では、生理時に乳房が張って痛む、生理痛、生理不順といった症状も現れてきます。
柴胡疏肝湯はそういった肝気鬱結の症状を改善し、ストレスによる胸やわき腹、お腹の痛みを改善する漢方薬です。
柴胡疏肝湯に含まれる生薬
柴胡疏肝湯は四逆散(柴胡・芍薬・甘草・枳実)に川芎、香附子、青皮を加えたものです。
柴胡・芍薬・・・肝気が上昇するのを防ぎ、ストレスや緊張を和らげる作用があります。
川芎・・・身体を温めて血行を良くします。
香附子・枳実・・・気を整え、気の巡りを良くします。
甘草・・・芍薬や香附子と協力して鎮痛作用を強めます。
青皮・・・気の滞りを解消し、左脇痛(膵炎による痛みなど)によく使われます。
効能・効果 | 体力中等度で、胸腹部に重苦しさがあり、ときに頭痛や肩背がこわばるもの次の諸症:腹痛、側胸部痛、神経痛 |
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用法・用量 | 下記の量を1日3回、食前または食間に服用してください。 大人(15歳以上)・・・1回1包 15歳未満7歳以上・・・1回2/3包 7歳未満4歳以上・・・1回1/2包 4歳未満2歳以上・・・1回1/3包 2歳未満・・・1回1/4包 |
成 分 |
より抽出した水製エキス3.5gを含有しています。 |