麻杏止咳顆粒まきょうしがいかりゅう
第二類医薬品
中医学で考える「気」と咳の関係
中医学において生命の中心とみられる五臓の「気」は、肝気と脾気は上がるものであり、肺気と胃気は下がるもので、その平衡を失えば、健康が損なわれると考えます。
たとえば肝気と脾気が上がらないと憂鬱になり、肺気と胃気が下がらないと咳・喘息などが起こります。
つまり、この乱れた「気」を元に戻せば、健康になるということです。
咳は気管に痰が詰まったり、炎症による気管支の痙攣などで起こります。
また下がるべき「肺気」が上がってしまうことが原因で起こりますので、痰や炎症を取り除き「気」の流れを円滑にし、上がってしまった「肺気」を下ろすことで治すことができると考えます。
「麻杏甘石湯」はその役割を果たしてくれます。
麻黄の発汗作用で滞った気の流れを円滑にし、杏仁が上がってしまった肺気を下ろし、石膏が肺熱を清め、また甘草が総合調和の役割を果たします。
「イスクラ麻杏止咳顆粒」は麻杏甘石湯に桔梗、陳皮、滑石を加えた処方で痰の排出を助けます。
こんな咳に
風邪の発熱に伴う咳
黄色い痰が伴う長引く咳
痰がなかなか切れない
息がぜいぜいする、息苦しい
喉が詰まった感じがする
喉がイガイガする
喉が腫れて痛い
声がかすれる
効能・効果 | 気管支炎、気管支喘息 |
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用法・用量 | 次の量を、1日3回、食前又は食間に服用してください。 成人(15歳以上) 1包 15歳未満 服用しないでください |
成 分 |
本品1日量3包(7.5g)中、下記成分及び分量の生薬より製した麻杏止咳軟エキスS12.5gを含有します。
※添加物としてデキストリンを含有します。 |