真武湯しんぶとう
第二類医薬品
虚弱な人の胃腸の不調や、冷え、むくみに
真武湯(しんぶとう)は、下痢症や腹痛などに処方される漢方薬で、『傷寒論』という古い医学書に収載されている漢方処方です。
新陳代謝が衰えた虚弱な人で、疲れやすく、全身の冷えやめまい感があり、下痢しやすい場合に向く薬です。
慢性胃腸炎、胃腸虚弱、過敏性腸症候群などによる胃腸症状があるときによく用いられます。
また水の巡りが滞った「水滞」を改善する漢方でもあり、めまいや体のふらつき、冷え、むくみなどがあるときにも用いられます。
真武湯に含まれる生薬
「真武湯」は、茯苓、芍薬、蒼朮、生姜、附子の5つの生薬からできています。主薬の“附子”は熱性(体を温める作用を持つ)の代表的な生薬で、痛みをとり、また水分循環を改善します。
茯苓:余分な水分を取り除き、胃腸の機能を助けます。
芍薬:血を補い、痛みや筋肉のけいれんを緩める作用があります。
蒼朮:胃腸の働きを整え、水分の代謝異常を改善します。
生姜:胃を丈夫にし、吐き気を抑え、発汗作用があります。
附子:身体を温めて、痛みを和らげます。
効能・効果 | 体力虚弱で、冷えがあって、疲労倦怠感があり、ときに下痢、腹痛、めまいがあるものの次の諸症:下痢、急・慢性胃腸炎、胃腸虚弱、めまい、動悸、感冒、むくみ、湿疹、皮膚炎、皮膚のかゆみ |
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用法・用量 | 次の1回量を1日3回食前又は食間に服用すること。 大人(15歳以上)・・・1~2包 15歳未満・・・服用しないこと |
成 分 |
本品1日量6包(1包0.75g中)
添加物として乳糖、トウモロコシデンプン、ステアリン酸Caを含有する。 |