瀉火補腎丸しゃかほじんがん
漢方では、人は「腎」とともに成長し、「腎」とともに衰えていくと考えられています。
ここでいう「腎」は、単に内臓の一つを指すのではなく、泌尿生殖系、ホルモン系、カルシウム代謝、自律神経系、免疫等を含んでおり、人の体を支え、内臓の働きをコントロールする重要な役目を担うものです。
一般的には40歳を過ぎるころから、疲れやすくなったり、足腰に力がなくなってくるなど、腎の力が不足した「腎虚」とよばれる症状が始まるとされています。
ただし以下のような飲食や生活の不摂生は、「腎虚」を加速させる要因となり、30代から「腎虚」の症状が現れる「若腎虚」を引き起こす原因にもなるため注意が必要です。
腎虚を加速させる生活パターン
●飲食の不摂生
冷たいものの飲み過ぎ・食べ過ぎ
日によって食事の時間がバラバラ
刺激物や脂っこいものの食べ過ぎ
過度な飲酒
よく噛んで食べない
●生活の不摂生
過度な肉体労働
夜更かしや昼夜逆転の生活
睡眠時間の不足
過度のストレス
運動不足
過度なセックスライフ
【瀉火補腎丸はこんな症状の方におすすめです】
・足腰の無力感
・倦怠感
・のぼせ
・顔面紅潮
・喉の渇き
・頻尿
一見すると関係なさそうなこれらの症状ですが、漢方の考えでは加齢や過労によりからだの大元の「陰(腎陰)」が減少して「陽」とのバランスが取れなくなると、同時に表れやすくなると言われています。
瀉火補腎丸は不足気味の「陰(腎陰)」を補い、「陽」とのバランスを整えることで、余分なほてりやのぼせを緩和し、これらの症状を改善していきます。
効能・効果 | 体力中等度以下で、疲れやすく胃腸障害がなく、口渇があるものの次の諸症:顔や四肢のほてり、排尿困難、頻尿、むくみ |
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用法・用量 | 次の量を、1日3回、食間又は空腹時に服用してください。 成人(15歳以上) 8丸 3回 15歳未満7歳以上 6丸 3回 7歳未満5歳以上 4丸 3回 5歳未満 服用しないでください。 ●用法・用量に関連する注意 (1)定められた用法・用量を厳守してください。 (2)本剤は、5歳未満の乳幼児には服用させないでください。 |
成 分 |
本品1日量24丸(4.08g)中、下記成分及び分量の生薬より製した瀉火補腎エキス2.7gを含有します。
※添加物として乳糖、デンプングリコール酸Na、ステアリン酸Mg、アミノアルキルメタクリレートコポリマーE、メチルセルロース、薬用炭を含有します。 |