紫雲膏しうんこう
第二類医薬品
家庭にひとつあると便利な紫雲膏
紫雲膏は、小さな切り傷から、かかとや指先の乾燥によるひび割れ、ひざの擦り傷、やけどまで、皮膚のさまざまなトラブルをケアしてくれる軟膏です。
抗菌、消炎、鎮痛、皮膚再生などの作用のある生薬で作られた紫雲膏は、ご家庭で幅広く活躍できるため、1本置いておくだけでとても便利です。
寒い季節の皮膚トラブルにも大活躍のアイテム。
早めの対処が傷の治りを早くします。
紫雲膏に含まれる生薬と使い方
紫雲膏は、江戸時代末期の名医・華岡青洲が創方した漢方の軟膏です。
紫根(シコン)、当帰(トウキ)、ゴマ油、ミツロウ、豚脂(トンシ)の5種類の生薬から構成されている油脂性軟膏剤で、傷口の部分を乾かさないように治します。また、皮膚の再生機能を促して、患部をきれいに治します。
使い方は簡単で傷口に直接塗るだけです。
紫色の軟膏で衣類などにつくと落ちにくいので、つかないように注意してお使いください。
効能・効果 | ひび、あかぎれ、しもやけ、魚の目、あせも、ただれ、外傷、火傷、痔核による疼痛、肛門裂傷、湿疹、皮膚炎 |
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用法・用量 | 適宜、患部に塗付するか、ガーゼ等に展延し患部に貼付する。 |
成 分 |
上記の全量1,605gから得られる紫雲膏は約1,300g。 |