小柴胡湯しょうさいことう
第二類医薬品
口が苦く、食欲がない方の風邪や胃腸病に
小柴胡湯は、かつて日本で最も広く用いられた漢方薬の1つです。
風邪では寒気と熱感が交互に現れ、食欲がなく、吐き気
、口の苦み、喉の渇き、身体がふらつくといった症状があるときに多く用いられます。
風邪が長引き、体力も消耗している状態の他、ストレスが関係する胃炎や、肝機能障害等にも応用されることがあります。
小柴胡湯に含まれる生薬
柴胡・黄芩の組み合わせは、風邪では寒気と熱感が交互に現れる熱を解熱し、肝炎や胃炎では炎症を鎮める作用をします。抗ストレス作用もありイライラを鎮めます。
半夏・生姜が嘔吐を鎮めます。
人参・大棗・甘草・生姜は消化吸収を促進し、食欲不振や疲労感を改善します。
また、柴胡・黄芩、甘草には胸腹部の圧痛を取る働きもあります。
効能・効果 | 体力中等度で、ときに脇腹からみぞおちにかけて苦しく、食欲不振や口の苦みがあり、舌に白苔がつくものの次の諸症:食欲不振、はきけ、胃炎、胃痛、胃腸虚弱、疲労感、かぜの後期の諸症状 |
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用法・用量 | 次の1回量を1日3回食前又は食間に服用すること 大人(15歳以上)・・・1包 7歳~14歳・・・2/3包 4歳~6歳・・・1/2包 |
成 分 |
本品1日量3包(1包2.0g)中
上記の生薬より抽出したエキス |