多くの場合、子供のころに発症した水疱瘡により生じた帯状疱疹ウイルスが長年体の中に潜んでいて、加齢やストレス、疲労などで抵抗力が落ちたときに暴れだし、発症すると考えられています。
神経に沿ってピリピリした痛みから始まり、やがて水泡ができ、その後乾燥してかさぶたができて、治まっていきます。
しかし、厄介なのが、その後、いつまでたっても痛みだけが残ってしまう帯状疱疹後神経痛と呼ばれるものです。
なかなか治りにくく、西洋医学では、決め手となる治療方法がないのが一般的です。
漢方では、水泡ができている時期、緩解期、再発予防、帯状疱疹後神経痛といったように、いくつかの時期に分けて考え、時期と症状によって、漢方薬が異なります。
水泡の時期は、水毒と考え、余分な水を出す漢方薬を用います。
肝胆の経絡に症状が出る場合が多いので、その場合は肝胆系の熱を冷ます漢方を使います。
痛みや炎症がある場合は、鎮痛作用や抗炎症作用のある漢方薬を足します。
緩解期は、水泡と痛みのどちらが残っているかによって必要な漢方薬を残し、体力を補う漢方薬で仕上げます。
症状が完全にとれた後も、季節の変わり目や体力が落ちているとき、ストレスがかかったときなどに再発しやすいため、防衛作用のある漢方薬や、ストレスに対して体が対抗できる漢方薬を予防的に使います。
帯状疱疹後神経痛については、ケースバイケースですが、経絡の巡りや血流を促す漢方薬が効果的です。
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漢方草庵 泰山堂
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