漢方草庵 泰山堂
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大腸がん

大腸がん大腸がんは、大腸(盲腸・結腸・直腸・肛門)に発生するがんで、日本人ではS状結腸と直腸にがんができやすいといわれています。

大腸がんの発生の仕方には、2つあると考えられています。 1つは、大腸の壁のもっとも内側にある粘膜にできたポリープ(良性の腫瘍)が、がんに変化するもので、もう1つは、粘膜から直接がん化するものです。

大腸がんの発生要因として、高脂肪食品、特に肉類やハム・ベーコンなどの加工肉が影響していると考えらています。また、食物繊維の不足も大腸がんの発症リスクを高めます。

早期の大腸がんの場合、自覚症状がほとんどないのが特徴です。 ただし、がんが粘膜を越えて、大腸の壁の外側に向かって広がるにつれて、症状が現れるようになります。
がんのできた場所によっても症状は異なりますが、多くの場合、次のような症状が現れます。

便血(下行結腸にできたがんの場合に、よく見られます。)
腹痛(だんだん酷くなるのが特徴です)
大便習慣の変化(大便が細くなったり、便秘になったり、逆に下痢になったりします)
腹部の腫塊
貧血
腸腔の閉塞(激しい腹痛と吐き気を伴うことがあります)

西洋医学的な治療方法としては、早期であれば切除(内視鏡的切除または外科手術)が一般的です。
早期がんであれば治療後の5年生存率は94%と非常に高く、ステージIIIでも77%と言われており、生存率が高いのも大腸がんの特徴です。

漢方薬をうまく使って養生すれば、健康な人と同じくらいの生存率が期待できると言っても過言ではないでしょう。

大腸がんに対する漢方的考え

大腸がんについて、漢方的にはいくつかの病因・病機があげられます。

不適切な飲食

脂っこい食事など不適切な飲食により、脾胃に痰湿が発生し、この痰湿が熱化して大腸に鬱結し、大腸癌を引き起こします。

ストレス

ストレスが脾胃の運化機能を低下させ、湿濁を発生し、これが大腸に留滞して大腸がんになります。

邪毒侵入

寒邪、湿邪、熱邪などの邪気が臓腑に停留し、気血の巡りを悪くし、痰湿を発生させ、これが大腸がんに変化します。

高齢・虚弱体質

加齢やもともとの虚弱体質により、気が不足し、脾の運化作用が失調します。
この結果、瘀血が大腸内に鬱結し、大腸がんになります。

大腸がんと漢方薬

漢方では、「大腸がんだからどの薬」というのではなく、大腸がんの原因となった体質と現在の症状によって、漢方薬を検討していきます。

脾腎両虚

お腹が冷えているタイプで、水様便の中に未消化物が混入していたり、明け方便意をもよおすこともあります。大腸がんの手術の後やがんの末期に見られることもあります。
基本的に体が冷えていて、特に腰や臀部が冷えるのが特徴です。
体を温めて、鬱結を取り除く方法がとられます。

脾腎陰虚

腹痛はどちらかというと穏痛で、下痢よりは便秘タイプに多く見られ、大便に血が混ざることもあります。口の中や喉に乾燥感があり、寝汗やほてりを伴うこともあります。
体を潤し、虚熱をとる方法がとられます。

湿熱鬱毒

具体的な症状としては、腹痛、膿血便、排便しても便意が残り、肛門が重い感じがする、便秘と下痢を繰り返す・・・等があります。
舌は、黄色っぽい苔が厚く張り付いています。
これらは、瘀血と熱毒が結びついた状態で、体内の余計な熱を冷まし、瘀血を取り除いて解毒する方法がとられます。(清熱利湿、化瘀解毒)

瘀血(おけつ)

腹部に塊があり、腹痛は押さえると痛みを強く感じます。皮膚に色素沈着があったり、舌の色が紫っぽかったりすることが多く見られます。
女性であれば、生理に塊があったり、生理痛が酷いタイプです。
瘀血が内結して滞り、これが熱化して体内で熱毒が生じた状態で、血液の巡りを改善し、熱を取り除きます。(活血化瘀、清熱解毒)

また、大腸がんの直接的症状だけでなく、合併症や西洋治療の副作用にも漢方薬の効果が期待できます。

腹水がある場合は体内の湿を取り除く漢方薬、抗がん剤による嘔吐には胃腸の働きを助ける漢方薬、血便には止血効果のある漢方薬・・・などなど、さまざまな活用ができます。

つらい体の不調やお悩みは一人で悩まず、まずはお気軽に泰山堂へご相談ください。