漢方草庵 泰山堂
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飛蚊症

目の前に糸くずや小さい虫のような物が浮遊しているように見える症状を飛蚊症(ひぶんしょう)と呼びます。
視線を動かしても一緒に移動しているように見えます。
明るいところで顕著に感じ、暗いところでは気にならなくなる傾向があります。

病的なものでなければ老化によるものが殆どですが、最近は、若い人たちにも増えています。
これは、スマートフォンやパソコンを長時間使用していることが原因だと考えられています。

飛蚊症の原因

目の中の大部分は硝子体(しょうしたい)と呼ばれる部分が占めています。
硝子体は、水とコラーゲン、ヒアルロン酸からなる透明なゲル状の組織で、眼の中の光通路の役割を果たします。
この硝子体に何らかの原因で「濁り」が生じると、これが浮遊物のように見えます。

濁りの原因の大半は加齢です。
加齢に伴い硝子体の成分から粘りが失われ、硝子体繊維と水が部分的に分離し、変性した繊維成分が濁りの原因となって、糸くずや虫が浮遊しているように見えてきます。

加齢による飛蚊症の他に、病的な原因による飛蚊症もあります。
網膜裂孔・網膜剥離、硝子体出血、ぶどう膜炎などによる飛蚊症がこれにあたります。

網膜に穴があいてしまう網膜裂孔や網膜がはがれてしまう網膜剥離の場合、放置しておくと視野欠損や、酷い場合は失明の危険性も出てきますので、早急な発見と治療が必要です。

硝子体出血とは、糖尿病・高血圧・外傷などによって、硝子体の中で出血が起こることです。
出血が多いと手術が必要な場合もあります。

ぶどう膜炎は、ぶどう膜と呼ばれる部分に、細菌やウイルスが侵入して炎症が起こっている状態で、炎症が酷くなると、視力が低下する場合もあります。

西洋医学的治療

網膜裂孔が原因の場合はレーザーによる凝固術を行い、裂孔が広がって網膜剥離に進行するのを防ぎます。

網膜剥離の場合、ほとんどが手術となるようです。

硝子体出血の場合は、その原因となっている糖尿病や高血圧の治療が必要になります。

ぶどう膜炎に対しては、内服薬や点眼薬で、炎症を抑える治療になります。

飛蚊症と漢方

網膜裂孔や網膜剥離の場合は早急な処置が必要ですので、まずは眼科で診断を受けることが重要です。

加齢による飛蚊症の場合、西洋医学的にはこれといった治療方法はないのが現状のようです。
しかし、硝子体の加齢変化は、それ自体は病気ではないものの、常に視界に浮遊物が存在するのは不快なものです。
また、硝子体の加齢は、漢方では「陰」の不足からくる目の中の潤い不足と関係しており、この状態を放置しておくと、いずれは網膜裂孔や剥離の原因となる可能性もあります。

中医学では、飛蚊症は「雲霧移睛(うんむいせい)」と呼ばれます。
目の症状は、五臓六腑の中では、特に「肝」と深い関わりがあります。
「肝」は目の栄養源である「血」を蔵します。
目を酷使して肝血を消耗すると、目に行き渡る栄養が不足し、目の老化を早めます。

また、「肝」はストレスによるイライラや鬱など精神的なトラブルの影響を受けやすく、肝が弱ると、目の症状も悪化しやすくなります。

目のトラブルにもっともよく使われる漢方薬の一つが杞菊地黄丸です。
目の働きを助ける枸杞子と菊花が配合されています。

この他、石決明(せっけつめい)という生薬を配合したものも使います。
石決明には、退翳明目といって、目のモヤモヤを取り去ってすっきりさせる働きがあります。

生活養生

飛蚊症は疲れた時に出やすいという傾向もありますので、休養や睡眠を十分にとることが大切です。
また、ストレスは「肝」を傷めますので、ストレスをうまく発散させることも飛蚊症の改善や予防につながります。
これに対しては、ストレスによる緊張を和らげる漢方薬が効果的な場合もあります。

スマートフォンやパソコンを長時間見ないようにすることは、言うまでもありません。

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