漢方草庵 泰山堂
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高プロラクチン血症

プロラクチンって何?

不妊の原因の1つに「高プロラクチン血症」があります。

プロラクチンとは、脳の下垂体前葉から分泌されるホルモンで、乳汁の出を促す働きがあります。
従って、授乳期には必要なホルモンです。
プロラクチンが授乳期以外に大量に分泌される状態を「高プロラクチン血症」と呼びます。

プロラクチンの値を調べる際、TRH(甲状腺刺激ホルモン分泌ホルモン)を注射した後に測定する負荷検査が行われる場合もあります。
負荷をかけなければ正常値なのに、負荷をかけると高い値(70ng/ml以上)になる場合、潜在性高プロラクチン、あるいは隠れ高プロラクチンと呼びます。

高プロラクチンの症状

もっとも典型的なのが、授乳中でもないのに、乳汁が出ることです。これは、男性にも起こりえます。

その他、月経不順、またエストロゲンの量が減ってくるため、のぼせ、動悸、性欲低下、性交痛といった症状が出て来ることもあります。

高プロラクチンの原因

プロラクチンなど下垂体から分泌されるホルモンをコントロールしているのは、脳の視床下部と呼ばれるところです。
ストレスなどでここからの命令が狂うと、下垂体からのホルモン分泌が異常をきたすことになります。

また、視床下部からはプロラクチンの産生を抑えるドーパミンというホルモンが産生されており、このドーパミンがプロラクチンのブレーキ役を担っています。
ところが、睡眠薬、精神安定剤、胃薬などの中には、このドーパミンを抑える働きのある薬があります。プロラクチンの値が高い場合は、このようなお薬を服用していないか確認する必要があります。

この他、甲状腺機能低下症や下垂体あるいは視床下部の病気が、高プロラクチン血症の原因になっていることもあります。

またストレスや睡眠なども影響していると考えられています。

高プロラクチンと妊娠の関係

プロラクチンが多すぎると、月経不順や無排卵、黄体機能不全、排卵障害などを引き起こします。

これは、プロラクチンが多いとプロラクチンと同様に下垂体から分泌されているFSH(卵胞刺激ホルモン)やLH(黄体化ホルモン)が減るため 卵胞の成長を妨げ、無排卵あるいは排卵障害を引き起こすためです。

うまく排卵されないため、月経が希発になったり、止まったりし、妊娠を妨げることになります。

高プロラクチンに対する漢方的アプローチ

西洋医学では、テルロン、カバサール、パーロデルなど、プロラクチンの分泌を抑制するお薬が使用されることが多いようです。漢方では体全体のバランスから考えていきます。

漢方では、五臓の中でも 「腎」「肝」 を中心とした処方を考えていきます。

「腎」は生殖力 を司っています。腎の力を補う漢方薬を使うことによって、 卵胞の成長や排卵 を助けます。

一方「肝」は疏泄を主り、肝の働きが弱ると、 イライラしやすくなったり、睡眠の質が悪く なったりします。このような場合、肝の働きを整える漢方薬を使います。

高プロラクチンの予防や改善のための生活養生

ストレスの多い現代社会は、女性にとって、プロラクチンの値を上げやすい社会といえます。日頃から以下の点に気を付けましょう。

自分に合ったストレス解消法を見つけて、ストレスをためないように心がけましょう。
睡眠の質が悪いと、夜も脳が興奮した状態になり、プロラクチンの値が高くなります。生活のリズムを整え、できるだけ、11時までには寝るようにしましょう。
睡眠薬や精神安定剤などドーパミン抑制剤の過剰摂取に注意しましょう。

高プロラクチン血症の原因となる体質を改善するための漢方薬の一例

ご紹介している漢方薬は一例です。ご体調・体質によって、他の漢方薬をお薦めする場合もございます。
また、漢方薬のパッケージは予告なしに変更される事がございます。

つらい体の不調やお悩みは一人で悩まず、まずはお気軽に泰山堂へご相談ください。