漢方草庵 泰山堂
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萎縮性胃炎

萎縮性胃炎とは胃の粘膜が萎縮して薄くなった状態の事を言い、日本人に比較的多く見られる症状です。
50歳以上だと過半数の人に胃粘膜の萎縮があるという説もあります。

原因としては、主に、加齢、ストレス、ヘリコバスター・ピロリ菌などがありますが、血流障害によって胃の粘膜に血液が行きわたらなくなり萎縮する場合もあります。

内視鏡で見ると、胃粘膜が薄くなっているため、粘膜の下の血管がはっきり見えます。
また、症状が進むと、部分的に、胃粘膜の細胞の形が、腸粘膜の細胞の形になり、これを腸上皮化生といい、前癌状態の一種といえます。

症状は胃の下の方(幽門)から上(噴門)に向かって悪化していきます。

萎縮性胃炎に対する漢方的アプローチ

漢方的には、萎縮性胃炎は主に大きく2つのタイプに分けられます。

胃の「陰」が不足しているタイプ

このタイプは 胃の粘膜の潤いが不足し、胃酸の分泌が少なく消化しにくい状態になっています。
漢方では、舌の状態は胃粘膜の状態を示すと考えており、このタイプの人の舌は、胃粘膜と同様に乾燥しています。

胃にシクシクした灼痛があり、口が渇きやすく、お腹はすいているが食べたくない、痩せる・・・などの症状があり、便秘になりがちです。
このようなタイプには、沙参や玉竹など胃に陰を補う生薬が配合された漢方を使います。また、粘膜の再生に沙棘オイルも効果的です。

食べ物では、果物(特に梨や枇杷)、ゆり根、すっぽんなどがおすすめです。食欲がないときは緑豆のおかゆなども役立ちます。

胃腸が冷えているタイプ

胃痛があるときに胃をさすったり、温めたりすると症状が改善する、空腹時に痛みが悪化する、食欲がなく手足が震える、便はゆるいか下痢ぎみで、舌は白っぽい色をしています。
このようなタイプは、胃を温める漢方薬を使います。
食べ物では、長芋、にんにく、ニラなどが効果的です。

また、タイプに関係なく、ストレスによる自律神経の失調が原因となっている場合は、緊張をとり自律神経を回復させる漢方薬を併用します。

食欲が低下する場合が多いので、おかゆや柔らかく煮たうどんなど消化の良いものを食べ、症状が快復するまでは脂っぽいものや食物繊維の多い食品は控えましょう。
野菜類も生ではなく、煮たりゆでたりして、消化しやすいように工夫しましょう。スパイスなど刺激の強い食品もNGです。

つらい体の不調やお悩みは一人で悩まず、まずはお気軽に泰山堂へご相談ください。