漢方草庵 泰山堂
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糖尿病

日本では、この40年間に糖尿病患者が何と50倍にも増加し、現在40歳以上では10人に1人が糖尿病とも言われています。 糖尿病とは、一言で言うならば、血液中のブドウ糖濃度が適正な範囲を超えて上がり、その結果様々な悪影響を及ぼす病気だと言えます。

糖尿病とインスリン

身体にとって最も重要なエネルギー源はブトウ等です。特に、脳は、ブドウ糖しかエネルギーとして使うことができません。
脳が機能障害を起こすと大変なことになってしまい、死に至ることもあります。
このため、人の身体は血糖が下がらないようにするしくみが幾重にもそなわっています。


体内ではグルカゴン、エピネフリン、ステロイドなど様々なホルモンが、血液中の糖分を上げるように働き、体を守っています。

血糖を上げるホルモンがこのようにたくさんあるのに対し、体の中で血糖を下げる役割を果たしているのは、膵臓から分泌されるインスリンだけなのです。従って、インスリンの量が減ったり、機能が低下したりすると、たちまち、血糖値が上がってしまいます。

特に、長年穀物が中心の食事をしてきた日本人は、過剰摂取されたカロリーを処理する必要がなく、むしろ少ないカロリーで生き残ることが求められる環境にありました。ところが、昨今、食の欧米化が短時間のうちに急速に進む一方で、体はそんなに短期間に変化できるものではありません。欧米人に比べ日本人は糖尿病になりやすいと言われるのも、このような長い歴史も関係していると言えます。

糖尿病の種類

糖尿病の病因には1型(インスリン依存型)と2型(インスリン非依存型)があります。1型は、体内のインスリン産生能がほとんどゼロに近いため、インスリン注射など、体外からインスリンを補充しないと生きていけません。

これに対し、2型は、インスリンの作用不足から高血糖になるもので、日本人の糖尿病の大部分を占めています。インスリンの作用が不足する原因は、まだ解明されていない点も多くありますが、過食や運動不足など生活習慣や加齢が大きく関与しているというのは、ほぼ間違いなさそうです。

合併症

糖尿病で怖いのは合併症です。高血糖は血管を傷めやすく、砂糖漬けになった血管はもろく、硬くなっていきます。 血管は全身を巡っていますので、体中どこに合併症があらわれてもおかしくありません。

中でも特に機能異常が出やすいのが、目の病気(糖尿病性網膜症)、腎臓の病気(糖尿病性腎症)、末梢神経の病気(糖尿病性神経障害)で、これらを糖尿病の三大合併症をよんでいます。

糖尿病と漢方

中医学の世界では、2000年ほど前に書かれた中医学の文献に出てくる消渇(しょうかち)が、現代の糖尿病に当ると考えられています。

体の部位を、上、中、下に分けて、消渇の病態を簡単にまとめると、以下のようになります。

上焦(主に「肺」)

特徴的な症状は、口の渇き、多尿・頻尿などです。消渇証になると肺の潤いが消耗されるため、常に渇きを感じます。そのため、たくさんの水を飲みたくなりますが、肺の機能が低下しているため、飲んだ水はそのまま尿として体外に排出されます。このため、頻尿の症状が現われ、飲んでも飲んでも、喉が渇いた状態になるのです。

中焦(主に「脾胃」)

特徴的な症状は、食べても食べても痩せる、便秘などです。胃に熱がこもった状態で、胃の消化機能が異常に亢進し、いくら食べても空腹感を感じるようになります。熱により腸の潤いが失われ便が堅くなり便秘にもなりやすくなります。

下焦(主に「腎」)

頻尿や腰痛、ひざの無力感などの他、「腎」(西洋医学的な「腎臓」とは意味が少し異なります)とつながっている耳の障害(耳なりや眩暈など)があります。「腎」の機能が低下すると、摂取した水分が体に再吸収されず、体外に排出されやすくなるため頻尿になります。また、腎の働きが低下することにより腰痛やひざに力が入らなくなるといった症状もみられます。

漢方では、血糖値を下げる効果のある生薬を配合した漢方薬を使います。

また、血液をサラサラにし、血管を強くする漢方薬が、合併症の予防に役立ちます。

糖尿病のやっかいなところは、血糖値が高いだけでは、ほとんど何の症状もないため、「このままではまずい」とわかっていても、ほったらかしになり、症状が出たときは、かなり重症化していることが多いことです。合併症の予防を、早くから始めることが大切です。

生活養生

高血糖の改善には、食事がもっとも重要になります。太っているとインスリンの効率が落ちることがわかっており、血糖値を上げないためには、太らないことが基本中の基本になります。

太っている人は、糖質を減らしながら、いろんな食品をバランス良く摂るよう心がけましょう。また、筋肉を減らさないためにも、無理のない運動を継続することも大切です。

ただし、合併症がかなり進行している場合は、医師に相談の上、運動を始めるようにしてください。
血糖が上昇し始める食後30分くらいが、運動に適した時間と言われています。

糖尿病の原因となる体質を改善する漢方薬一例

ご紹介している漢方薬は一例です。ご体調・体質によって、他の漢方薬をお薦めする場合もございます。
また、漢方薬のパッケージは予告なしに変更される事がございます。

つらい体の不調やお悩みは一人で悩まず、まずはお気軽に泰山堂へご相談ください。